レンタルビデオ戦国自衛隊1549亡国のイージスかりてきて見ました。
結論から。
負け組み:戦国自衛隊
勝ち組:亡国のイージス
正直戦国自衛隊にはがっかり・・
昔の方がよほど良かったです・・
一体何の為にリメイクしたんですかねェ・・?
シナリオ、台詞回し、映像、演技どれをとっても微妙です・・
全然緊張感がないもの。スンゴイ不自然。人と時間が生きてません。
全然自衛隊に見えない。民兵でももっとましだろって感じ。
とくに過去の回想シーンの作り方がヘボイの何の・・
名前忘れたけど救出部隊の隊長が殿に残って名乗りを上げてるところなんか
ハァ?としか言いようがない。
貴様部下に対する責任を放棄してなにやってるんだと。
信長を殺すチャンスなんていくらでもあったのにわざわざ撤退してるしさ。
もうアフォかと。
主人公の鹿島の動機もチョーあいまい。
一体何を守ろうとしているのかさっぱり見えない。


一方亡国のイージス
最後生き残っているのがオカシイのが何人かいて
ご都合主義が随所に見られるものの全体的には及第点。
原作読んでないのでわからないところもあったけどよくまとめられてたと思います。
規律、自制、義務、希望、あせりや苛立ち、不安。
自然な感じでよーく見えます。
が、もったいないと思ったのがイデオロギーの描きが足りなかった点かなー。
アクション削って会話や人を映す時間を増やしたほうが良かったように思う・・
ただそうすると見難いかな・・?
でもCGつかって派手にすればいいって映画はもういい加減にしてほしいんだよなぁ・・
何も考えなくても見れる映画もいいがもっと色々考えさせられる方がイイヨ!
パトレイバー2と露骨にテーマが被ってるところがあるんですけど、
押井と比較すると作品の突き詰め方、掘り下げがまだまだ甘いよなぁ・・
監督がいかんのか原作がいかんのかはわからないけど・・もったいない!
俳優が素晴らしかっただけにもったいない!
自衛の為の先制攻撃をしないことがどういう結果をもたらすかって言う点については
いくつか描写があったけどそれでも専守防衛を貫く意義、
撃たれる前に撃つという選択をしない理由、判断はもっと掘り下げて見たかった。
仙石個人の範囲でしかそれは見えなかったのが残念!
「よく見ろ、日本人。これが戦争だ」っていうナイスなセリフが
その後の展開に活かされてないよ!
日本政府もグソーの脅威に対して結局説得じゃなくてミサイルの打ち込みという
先制攻撃をえらんだわけですしー、
仙石もヨンファと会話することなく迷ったものの撃ち殺しましたよねー。
なんでこの二人の会話がなかったんだろう・・
後もったいないと思ったのがイージス艦の防御能力が全然見えないところ。
口頭での説明があったのは確かだけど、見ている人は他の船とドレくらい違うのか
よくわからないんではないだろうか・・
うーむ、褒めてる点よりもダメな点のほうが多くなってしまった・・