前回につづき戦闘講座第二弾です。
前回の講座ではドリルとか言いながら
演習の素材を用意しなかったんですが、
なんか実際に1対2で試してくれたりした方がいたようでありがたいことです。
1対2の模擬演習は非常に経験値が多いです。戦闘の極意に直結していると言っていいでしょう。
私は戦闘で相手を撃沈できるかどうかはは一定のエリア内で
2人もしくは3人でいかに連携をとれるかとおもっちょリます。
(個人技でも倒せたりしますが実力が近いと難しい)
さらに細かく言うと、チョット難しい話になりますが
如何に瞬間的に相手よりも多い数で戦闘状態になるか、です。
5対5や10対10の艦隊戦の中でも実際に戦闘になる最小の単位は
1対2や2対3などがほとんどです。
どうしてもポジショニングの関係から
相手に心理的プレッシャーをかけられない、致命打を与えられない
いわゆる様子見の遊兵が出来てしまうのです。
つまり遊兵が出来ないほどその艦隊は戦力を出し切っていることになりますね。
狭いエリア内で味方が4人以上になると情報量が多くなるため
意思の疎通が難しくなり、誰が誰を狙っているのかわからなくなったり
敵への射線が取れなくなったり味方同士でぶつかったりして
艦隊運動がうまく行かなくなることが増えてきます。
もちろん上級者になってくると視野も広くなっているので
そういうことは減りますが、まずは少ない人数での艦隊運動に慣れていきましょう。


どうでもいい前置きが長くなりましたが
ハートマン軍曹をお呼びして本日の講義に入りたいと思います。


よーし!今日も溜まった顔をしているなウスノロども!
いいか?俺の楽しみはお前らが苦しむ顔を見ることだ
ニヤついた顔が二度と出来ないようにタップリと教育してやる!

まずはこれをみろ
誰が名前をつけたかは知らないが俗に言う巴という状態だ
チ○黒サン○という絵本に似たような状況があったな
2匹のヘビが相手のケツに噛み付こうとグルグル回っている
このような状況は艦隊戦で、特に5対5で非常に多く頻発する。
だが互いのヘビが同じ速度でグルグル回っている限り永久に決着がつかん・・
かといって回る速度が落ちると相手に飲み込まれてしまう。
わかるな?
脱落者から多数の敵に包囲されてしまうのだ。


例えばこうだ
ABCがFに放火を集中して浸水や帆を破壊していると
どうしても速度が低下し、DEについていけなくなることがある。
するとFにハゲタカが集まってくるという寸法だ。
ABCがFを重心陣に取り込み次々と船尾、あるいは船首にクリを叩き込もうとしてくるわけだが
Fが反時計回りに早く回りすぎるとCの位置によっては船首クリを食らってしまう。
ついでに重心陣について説明しておこう。

(こんな綺麗なのは実戦ではまずありえないがw)
このように相手を艦隊円運動の中心に取り込むことにより
どこにどう向こうがクリティカル砲撃をお見舞いする必殺の陣形である。
しかもグルグル回ることで何度でもチャンスが訪れる。
実は前回1対2でクチをすっぱくして十字砲火十字砲火といっていたのも
これが基本となっている。
相手の周りを回り続けることで自分はノーリスクで
相手に致命的な打撃を与え続けるチャンスを得ることができる。
そのグルグル回るのがなかなか難しいわけだがそこまでは貴様らには求めん。
また、Fが遅れDEとの間にスペースが出来たりすると、そこに艦隊を分断するため
楔(くさび)をうってくることもある。
こうなるとそれまで3対3だった状況が
突如1対3(ABC対F)と2対1(DE対C)という複合的な戦闘になるわけだ。
Cのリスクは増えるもののFを撃沈する確立はさらに高くなる!
がFを落とせないようだとCが逆包囲される可能性もあり、
ハイリスクハイリターンで実に私好みな作戦だ。
どうした・・?聞いているのかスノーボール!?
サオ切って口にねじ込まれたいか!?
まぁいい・・続きだ。
少ないリスクで巴の状況を打破するには先ほどの例のように
相手の最後尾の船に砲火を集中させたり
風を利用して速度に乗りつつ小さく回るなどがあるが、
他の崩し方も紹介しよう。

ややリスクを伴うが回避力に自身があるヤツ向けの作戦だ。
反転するのは誰でもいいが艦隊円運動の外側のヤツがやるとリスクを軽減できるし
味方同士でぶつかる心配もない。

風と船の速力をを的確に計算すれば無事ABCの頭を抑えることは難しいことではない。
問題はその後だ。
DEFは縦長の十字砲火の体勢を取れたわけだがクリティカルのチャンスを逃すと
この後非常に乱戦になりやすい。
またしても私好みの展開だ。
乱戦になるとどこからクリが飛んでくるか、
誰のクリを狙えるようになるか予測がつきにくくなるため
非常に各人の実力が問われることとなる。
目の前の敵にだけ集中していると折角のクリチャンスを逃す!
全方位に気を配っておけ!
とりあえず今日はここまでだ

  • 忘れ物

肝心の練習問題をくれてやろう!
3対2の耐久底勝負で3の側は2スロ、2の側は3スロで戦え!
もちろん機雷の使用はOKだ。
資材がなくなるまで戦えるようになった時貴様はウジ虫を卒業し
誇りあるマリーンになる!